#024 小さなトラウマから徐々に克服していく

先日、ひさしぶりに外食に行くこととなった。パニック症の症状が出た一番最初が外食であり、それ以降も外食中に吐き気が出ることが多かったことから外食が苦手になったし、外食へ行く回数も減った。もちろん、不安と苦痛で食事が美味しいと思ったことはない。今回行く場所も以前パニック症の発作が起こったお店だ。

家を出る前も、お店へ行く車の中でも「大丈夫かな?」という不安がぬぐえない。正直行きたくないな・・・と。お店に入店し、受付で人数をやり取りして席を案内してもらう。お店はバイキング形式で自分で食べたい料理を食べたい分だけ取りに行くスタイルだ。サラダを中心に取り皿に盛り付けていく。パニック症になってから、味の濃い食べ物や脂分の多い食べ物は苦手になった。そういう物を食べている時に発作が起こる可能性が高いような気がしていて、頭も口も避けている。単純に年齢を重ねたせいかもしれないけれど・・・。

お腹が7割ぐらい満たされたところで、少し味が強めのチーズを中心としたパスタを食べていたところ「美味しい」と思った。

外食でこの感覚を感じたことがひさしぶりすぎて自分に違和感を感じたほど。味覚が戻った!というぐらいの嬉しさだった。今まで何を食べてきたのだろうと。その後に食べた全ての料理に舌が美味しいと感じたわけではなく、この1回だけだったけれど、美味しいことを頭が反応してくれた。

正薬を飲み始めてから徐々に自分自身に戻っていっているようで、素直に過去にあった日常の生活に戻りつつあるような気がする。多くの人が集まるイベントや講習、バスや電車などは、まだまだ不安で避けているけれど、小さいながらも一つひとつのトラウマを克服していけたらいいなと思っている。